ギークハウス越路の住人の日記

このブログはギークハウス越路の住人たちが適当に書いています

ギークハウス越路は解散します

こちらの公式ホームページのブログで既にご存知の方も多いと思いますが、ギークハウス越路はまもなく解散します。 

それに伴い、このブログも終了になりますので、この場所での生活がどんな感じだったかと解散の実情等について、ちょっとまとめておこうと思います。

久々の更新が最後の更新となってしまいますが。。

 

ギークハウス越路での住人の生活について

ギークハウス越路にはいろんな人が住んでいました。ギークハウス越路のある長岡市出身の人もいれば、県外からやってくる方、職業的には会社員、フリーター、フリーランス、無職の人など様々です。

もっとも、管理人は「知識やスキルのある、いわゆる高等遊民」がある程度集まることを想定されていましたが、「高等遊民」といえるような特殊能力(プログラミングやWebデザイン、ブロガー等)がある人は3割くらいで、ほとんどはわりと平凡な人たちが多かったです。

普段の生活としては、ネットしたり、勉強したり、庭の畑で家庭菜園を楽しんだり、ゲームしたり、絵を描いたり、家で仕事したり、外に仕事に行ったりと皆様々でマイペースに暮らしていました。

 

車がなくても十分に暮らせていた

ギークハウス越路は周りが自然に囲まれた田舎にありますが、田舎というと車がないと生活できないというイメージが強いと思います。

しかし、ギークハウス越路は最寄駅まで徒歩10分弱の立地で、電車で市街地まで行けますし、ネットスーパーの配送対象地域でしたので、食材の購入等で特に不便は感じませんでした。

インターネットについても光回線がつながり、ネット環境も十分整備されていました。

どこかに気軽に出掛けたいアクティブな人にとってはあまり向かないかもしれませんが、家でのんびりしていたい人には申し分ない環境だったと思います。

 

近所付き合いについて

ご近所の方からゴミの出し方や野菜の育て方を教えてもらったり、野菜をいただいたりなど、普段からある程度は交流はありました。また、お祭りや避難訓練等、地域の活動にも参加したりしました。色々と助けていただいたことも多く、村八分みたいな状況ではなかったです。

 

外部との交流イベントについて

ギークハウス越路が5月にオープンしてから12月まで、毎月第2土曜日に開放日イベントを行っていました。特に何をするのでもなく、管理人が作った料理を食べながら、DVD観たり、まったり色々と話したり、ゲームしたりといった感じに。

それ以外にも、無限カレーや、もくもく会等も行ったりしました。

ギークハウス越路は市郊外の田舎な地域にありますが、わりと訪れてくれる人も多く嬉しかったですね。

 

解散の実情について

先日の公式ブログの記事がバズりましたが、住人側からの視点もこの記事で述べたいと思います。

公式ブログの当該記事はコチラ↓

geek-koshiji.com

 

雪について

f:id:geekoshi:20180228184837j:plain

人の背丈を超え、勝手口の屋根とつながる雪
(撮影日:2018-02-09)

 

降雪量が多いことは予想していましたが、今年は例年以上に降雪量が多かったのには住人たちもまいりました。

積もった雪山を登って2階の窓から出入りできるレベルの雪が降ったのは、さすがに長岡出身の住人もビックリ。

管理人が気を病む原因にもなった屋根の雪については、住人も力が及ばず申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

なぜ住人は雪下ろしをしなかった?

もともとギークハウス越路を運営していくにあたっては、雪下ろしについては業者に依頼するということでいました。しかし、今年は例年以上の大雪。雪下ろし業者の対応も後延ばしになってしまうほどでした。

そうなると、自分たちで何とかするしかないということになってきますが、管理人や住人のほとんどは雪に慣れていないですし、家の屋根も地上から結構高い位置にあります。

このまま雪が屋根に多く積もれば屋根が壊れるというリスクもありますが、慣れていない人が雪下ろしをすれば転落して死ぬリスクもゼロではありません。

管理人は後者のリスクへの対応を優先し、住人には雪下ろししないよう指示されていました。そして、管理人自らが装備をしっかり整えた上で雪下ろしを行ってくれました。

(ちなみに、つい先日ようやく雪下ろし業者に対応してもらい、屋根の除雪はなんとかなりました。業者の方が2人がかりで作業完了まで3日間かかりました。)

 

住人たちで雪下ろしすればよかったかなとも正直思うところはありますが、その結果事故を起こしたらそれこそ管理人の迷惑になると思い、実行に踏み切れませんでした。 

住人のことを気遣ってくれる管理人にはとにかく感謝しかありません。

 

では住人が全く雪かきをしなかったかといえばそうではなく、地上の雪かきはやっていました。そうしないと建物への出入口や住人の車を置く場所すら雪で埋もれてしまうからです。

先日の福井県内の大雪がニュースになっていたころ、ここ越路でも福井の平野部に劣らない規模の降雪がありました。
無職で自由な時間の多い住人がほぼ毎日、半日を費やして除雪作業をしていた時期も。

雪が降るスピードに除雪作業が追いつかないこともありましたが、少なくとも除雪をしないことで近隣住人の方々に迷惑の及ぶことがないように心がけていました。

 

 

家賃滞納問題

たぶん、多くの人が気になっているのがこの問題ではないでしょうか。

家賃を下げすぎると滞納者が増える、家賃を支払わないモラルの低い人・貧困層が集まっているなど色々と意見をいただいていますが。。。

確かに家賃を滞納していた人が複数名いたというのは事実です。

 

でも、実際は家賃をしっかり払っていた住人のほうが圧倒的に多いです。

今まで住んでいた住人含めて8割以上は家賃をしっかりと支払っていました。

住人にはニート・無職者も多かったですが、家賃はしっかり支払う人のほうが圧倒的に多かったです。  

公式ブログに「家賃を滞納する人が続出した」と書かれていることから、住人のほとんどが滞納者だと思われてしまっていますが、続出したのは事実でも1,2割ほどです。家賃を滞納した人はもちろん強制退去処分になっています。

住人にはしっかりとした人も多く、その人たちも皆滞納者だと誤解して欲しくないと思うところです。

 

ちなみに、滞納している人に対して他の住人から何も言わなかったの?とか疑問が出そうですが、正直なところ、それまで皆他人の家賃支払い状況まで知りませんでした(もしかしたら知っていた人もいたのかもしれないですが)。強制退去等の処分をきっかけに初めて、滞納している人がいるということを知りました。

 

同じ家には住んでいますが、いつもずっと一緒に同じ空間にいるわけでもないですし、他人の細かい生活事情までは互いにあまり興味を持たない。

そのくらいの距離感があるからこそ、住人同士の仲が悪くなることがなく、嫌悪な空気もなかったのだと思います。喧嘩等住人間同士のトラブルが起こらず、皆仲良く暮らせていました。

 

 終わりに

 以上、ギークハウス越路での暮らしや解散について書いてみました。 

オーナー、管理人、ご近所の皆様、ギークハウス越路に関わっていただいた方々には大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。

なお、先日の公式ブログのほうを若干補足する感じで書きましたが、住人と管理人が対立しているわけでは全くないです。

この記事も下書きの段階で管理人に見てもらい、解散に関する互いの認識をすり合わせ、このブログを書いた趣旨について理解してもらったうえで公開しています。

 

イベント告知  

最後にイベントのお知らせです。

3月10日(土)に最後の解散イベントを行います。

 

イベントの詳細・参加登録はコチラ↓

www.facebook.com

 

まだ来たことない人も是非お越しください。

最後なので、解散にあたっての実情も話せる範囲で話します。もっと色々聞きたいという方も是非お越しください。ギークハウス越路は、JR信越線の越後岩塚駅下車、徒歩7分です。

遠方からのお越しの方もウェルカム。ただ、宿泊はできません。ご注意ください。